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【英文レジュメのコツ】基本構成と7項目の書き方ポイントを徹底解説!

英語学習
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グローバルなキャリアを目指す際、英文レジュメの作成に戸惑う方は多くいます。英文レジュメと日本の履歴書は異なるため、応募先企業への効果的なアピールに悩む方もいるでしょう。この記事では、英文レジュメの種類や基本構成、効果的な書き方のポイントを解説します。

記事を読めば、自分の強みを最大限にアピールできる英文レジュメを作成できるようになります。魅力的な英文レジュメを書くためには、アクション動詞の活用や具体的な実績を示すことなどが効果的です。記事を参考に、採用担当者にプロフェッショナルな印象を与えられる質の高い英文レジュメを作成しましょう。

英文レジュメ(英文履歴書)の種類

英文レジュメ(英文履歴書)には複数の種類があり、自分の経歴やアピールしたい点に応じて使い分けられます。英文レジュメの主な種類は以下の3つです。

  • Chronological Resume(クロノロジカル・レジュメ)
  • Functional Resume(ファンクショナル・レジュメ)
  • Combination Resume(コンビネーション・レジュメ)

Chronological Resume(クロノロジカル・レジュメ)

クロノロジカル・レジュメは英文レジュメの中で最も一般的な書き方です。仕事の経験を時系列で書いていく形式で、自分のキャリアを理解してもらうために役立ちます。クロノロジカル・レジュメでは、以下の情報をまとめて記載します。

  • 役職名
  • 勤めていた会社の名前
  • 働いていた期間
  • 具体的な仕事内容
  • 具体的な成果

クロノロジカル・レジュメは、伝統を重んじる企業や、職務経歴の積み重ねが重視される職種で好まれる傾向があります。同じ業界や職種でキャリアアップを目指す方や職務経歴に一貫性がある方におすすめです。

Functional Resume(ファンクショナル・レジュメ)

ファンクショナル・レジュメは職務経歴よりも、スキルや実績を重点的に伝えるタイプの履歴書です。職務経歴については会社名や役職、在職期間などの最小限の情報だけを記載します。職務経歴にブランクがある方でもファンクショナル・レジュメを使うことで、実績に注目してもらえます。

キャリアチェンジの際も、過去の経験より今のスキルをアピールするためにファンクショナル・レジュメの使用が有効です。ファンクショナル・レジュメは、特定のスキルを持つ人材を求めている企業へ応募する際に適した形式です。

Combination Resume(コンビネーション・レジュメ)

コンビネーション・レジュメは、スキルと職務経歴の両方をバランス良くアピールできる履歴書の形式です。採用担当者にとってコンビネーション・レジュメは、職務経歴を時系列で理解しやすいメリットがあります。応募者が自分の特定のスキルを強くアピールしたい場合には、スキルを全面に押し出した書き方も可能です。

コンビネーション・レジュメは柔軟性のある形式であり、アピールしたい内容に合わせて構成を調整できます。経験とスキルの両面で、バランスの取れた人物であることをアピールするために有効な形式です。

英文レジュメの基本構成と各項目の書き方

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英文レジュメの基本構成と各項目の書き方を以下の7点に分けて解説します。

  • PERSONAL INFORMATION(個人情報)
  • OBJECTIVE(希望職種)
  • SUMMARY(職歴やスキルの要約)
  • WORK EXPERIENCE(職歴)
  • EDUCATION(学歴)
  • QUALIFICATIONS(資格・スキル)
  • ADDITIONAL INFORMATION(特記事項)

PERSONAL INFORMATION(個人情報)

英文レジュメに記載する個人情報は、採用担当者が応募者に連絡を取るために必要な情報です。個人情報に誤りや不足があると大切な連絡が届かず、採用の機会を逃してしまう可能性があるため注意しましょう。個人情報に記載する内容は以下のとおりです。

  • 氏名
  • 電話番号
  • Eメールアドレス
  • 所在地
  • LinkedInプロフィールURL(任意)
  • ポートフォリオサイトのURL(任意)

個人情報を正確に記載することは、採用担当者と円滑なコミュニケーションを取るために必要です。

OBJECTIVE(希望職種)

英文レジュメの希望職種の欄では、応募者が挑戦したい仕事や入社後のビジョンを伝えられます。希望職種の欄に書く内容は以下のとおりです。

  • 応募する職種名
  • 達成したい将来の目標
  • 会社に対してどのように貢献していきたいか

目標や意欲は1~2文で簡潔に、かつ積極的な姿勢が伝わるような言葉遣いで書きましょう。応募先の企業に合わせて英文レジュメのアピール内容を変えると、自分が企業が求める人物像に適合していることを伝えられます。

SUMMARY(職歴やスキルの要約)

「職歴やスキルの要約」の項目は、英文レジュメで採用担当者が最初に注目する大切な部分です。「職歴やスキルの要約」で採用担当者に興味を持ってもらうことが、選考を有利に進めるうえでの鍵となります。自分の強みを伝えるために「職務やスキルの要約」には以下の点を書きましょう。

  • 業界での経験年数
  • 得意な分野と専門知識
  • リーダシップを発揮した経験
  • 具体的な成果や実績
  • コミュニケーション能力が生きた経験
  • 応募する職種に直接関係のあるスキル
  • 仕事で大切にしていることや目標

自分のキャリアで特にアピールしたい点を「職歴やスキルの要約」に凝縮して記載すると、印象的な英文レジュメになります。

WORK EXPERIENCE(職務経歴)

英文レジュメの職務経歴は、仕事の経験やスキルを伝えるための項目です。効果的な職務経歴の書き方のポイントは、以下のとおりです。

  • 基本情報を正確に記載する
  • 主な業務内容を箇条書きで示す
  • 応募先企業で生かせる経験やスキルを強調して書く
  • 成果を具体的な数字や事例で示す

基本情報には勤務した会社名や所在地、在籍期間が含まれます。勤務していた企業の業種や規模なども書いておくと、採用担当者の理解が深まります。英文レジュメの職務経歴は時系列で記載することが一般的です。よく整理された職務経歴は採用担当者に好印象を与え、採用の機会を広げます。

EDUCATION(学歴)

英文レジュメの学歴の項目では一番新しい学歴から遡って、学校の名前や取得した学位、卒業した年月を記載します。学校名や学校が所在する国や都市の名称は、略さずに正式名称を書きましょう。学歴にはもらった賞や成績、留学経験なども記載できます。

まだ卒業していない場合には、英文レジュメに在学中である旨や卒業予定日を書いてください。学歴の項目では、採用担当者がわかりやすいように丁寧な記載を心がけましょう。

QUALIFICATIONS(資格・スキル)

英文レジュメの「資格やスキル」は、仕事への適性や専門的な知識の有無を示す重要な項目です。応募先の企業や職種によって、重視される資格やスキルは異なります。採用の場面で評価されやすい資格・スキルの例を以下に挙げます。

  • TOEIC L&R
  • 実用英語技能検定
  • IELTS
  • 公認会計士
  • 弁護士
  • PMP
  • 中小企業診断士
  • 日商簿記
  • ファイナンシャル・プランニング技能士
  • 普通自動車第一種運転免許
  • 大型自動二輪免許

IT関連のスキルや資格も多くの職種で求められるスキルです。英文レジュメに所有資格やスキルを記載すれば、応募者が学習意欲や多面的な能力を持つ人物であることをアピールできます。

ADDITIONAL INFORMATION(特記事項)

英文レジュメの特記事項では、他の項目で伝えきれなかったアピールポイントを補足します。特記事項で記載できる内容の例は以下のとおりです。

  • 習得済みの言語
  • ボランティア活動の経験
  • 作品のポートフォリオ
  • 受賞歴
  • 所属している団体
  • 他者からの推薦状

英文レジュメの特記事項の目的は応募者の個性や経験、熱意などを補足的に伝えることです。英文レジュメに特記事項を加えれば、採用担当者に応募者の多面的な魅力を伝え、他者との違いを際立たせられます。

英文レジュメを書くときのポイント

英文レジュメを書くときのポイントは以下の5点です。

  • アクション動詞を効果的に使う
  • 実績は具体的な数字で示す
  • 見やすいレイアウトとデザインを選ぶ
  • スペルミス・文法ミスを徹底的にチェックする
  • 英語のネイティブに添削を依頼する

アクション動詞を効果的に使う

アクション動詞とは「どんな行動を取ったのか」「どんな成果につながったのか」が伝わる動きのある言葉のことです。英文レジュメで自分のスキルや経験を効果的に伝えるために、アクション動詞を活用しましょう。

「担当した」や「実施した」などの動詞よりも「企画した」や「指導した」「改善した」のほうがより主体的な印象です。同じことを伝える場合でも、選ぶ動詞や表現方法によってレジュメが採用担当者に与える印象は大きく変わります。

アクション動詞を効果的に使用すれば、魅力的な英文レジュメを作成でき、採用担当者の目に留まる可能性が高まります。

実績は具体的な数字で示す

英文レジュメで自分の実績を効果的に伝えるためには、曖昧な表現を避け、具体的な数字や成果指標を用いましょう。英文レジュメで提示できる、具体的な数字の例は以下のとおりです。

  • 売上目標10%達成
  • 新規顧客50件獲得
  • 経費15%削減
  • 顧客満足度5ポイント向上

採用担当者は数値によって裏付けられた成果に注目します。英文レジュメで数値を用いて実績を表せば、応募者が企業に与える影響や貢献度を採用者にイメージさせやすくなります。

見やすいレイアウトとデザインを選ぶ

見やすいレイアウトとデザインは、魅力的な英文レジュメに欠かせない要素です。採用担当者は多くの応募書類に目を通すため、見やすいデザインに好印象を持つ傾向があります。見やすい英文レジュメを作成するために、以下の点に注意しましょう。

  • フォントや文字サイズを適切に設定する
  • 適切な余白や行間をとる
  • 箇条書きを活用する
  • 見出しは太字にする
  • 書式を統一する
  • 1~2ページ以内にまとめる
  • PDF形式で提出する

英文レジュメに使用するフォントは、標準的なArial(アリアル)やCalibri(カリブリ)がおすすめです。文字の大きさは10~12ポイント程度に設定しましょう。

英文レジュメの上下左右には十分な余白を取り、行と行の間隔も適切に空けてください。英文レジュメの中で特に見てほしい情報は見出しや太字で強調しましょう。

スペルミス・文法ミスを徹底的にチェックする

英文レジュメを提出する前に、スペルミスや文法ミスを徹底的にチェックしましょう。応募者がどれほど優れた経歴やスキルを持っていても、ケアレスミスが多いと採用担当者にマイナスの印象を与えます。英文レジュメのミスを防ぐために文書作成ソフトのチェック機能や、専門的な校正ツールを活用すると安心です。

英文レジュメを声に出して読んだり、時間を置いてから見直したりすることも、客観的な視点でミスを見つけるために役立ちます。細部まで丁寧に確認すれば、プロフェッショナルな印象の英文レジュメが作成できます。

英語のネイティブに添削を依頼する

英文レジュメを完璧に仕上げるために、英語のネイティブスピーカーに添削してもらうことは効果的です。ネイティブの知人やフリーランスの校正者に添削を依頼したり、オンライン添削サービスを利用したりすると効果的です。ネイティブに添削してもらうと、自分では気づきにくい英文レジュメの文法やスペルミスの発見が可能です。

業界や職種に合わせた適切な用語の使い方や、より相手に響く表現もネイティブからアドバイスしてもらえます。完成に近い段階でネイティブの視点を取り入れれば、より質の高い英文レジュメが作成できます。

ビズメイツの講師は様々なビジネスのバックグラウンドを持っているので、英語のレジュメについて相談することもできます。アシストレッスンという英語資料の添削やプレゼンの予行練習ができるレッスンで相談しながら英語スキルを向上させてみませんか?

英文レジュメに関するよくある質問

英文レジュメに関するよくある質問として、以下の3点に回答します。

  • 英文レジュメに写真は必要?
  • 在職中の仕事は現在形で書くべき?
  • 英文レジュメに書くべきでない情報は?

英文レジュメに写真は必要?

原則として英文レジュメに写真の添付は必要ありません。アメリカやカナダなどの国々では、外見による不公平な採用選考を避けるため、レジュメへの写真添付を推奨していないからです。企業は写真よりも応募者のスキルや経験、実績を重視する傾向にあります。

一方で、応募する国や企業によっては写真の添付が一般的な場合もあります。ヨーロッパやアジアの企業では写真付きのレジュメが求められる場合もあるため、応募先の募集要項を事前に確認しましょう。英文レジュメに写真を添付しなくても、SNSに登録した顔写真を採用担当者に見られる可能性がある点は覚えておくべきです。

在職中の仕事は現在形で書くべき?

英文レジュメでは在職中の仕事内容を現在形で書きます。過去の仕事は過去形を使用し、在職中の仕事と区別すると職務経歴が整理されて読みやすくなります。

在職中の仕事について現在進行形を使用することも間違いではありません。しかし、英文レジュメではシンプルな表現が好まれる傾向があるため、現在形のほうがより適しています。

過去形と現在形が混同しないように注意して記載すれば採用担当者にとって読みやすく、好印象を与える英文レジュメになります。

英文レジュメに書くべきでない情報は?

英文レジュメには仕事のスキルと関係のない、個人的なことを書かないようにしましょう。以下の個人的な情報は採用選考で重視されないだけでなく、場合によっては不利になることもあります。

  • 年齢
  • 性別
  • 人種
  • 生まれた国
  • 宗教
  • 既婚・未婚
  • 子どもの有無
  • 前職のネガティブな退職理由

応募先企業から聞かれない限り、健康状態や前職の給料、希望する給料なども英文レジュメには書かないことが一般的です。英文レジュメに書くべきではない情報を控えることで、採用担当者から公平な判断をしてもらえる可能性が高まります。

まとめ

自分の強みを伝え、書類選考の通過率を高めるうえで英文レジュメは重要な書類です。英文レジュメには職務経歴を時系列で書く形式とスキルを強調する形式があり、目的によって使い分けられます。英文レジュメの各項目の主旨を理解し、情報を正確にわかりやすく記入すれば、採用担当者に好印象を与えられます。

魅力的な英文レジュメを書くためには、見やすいデザインを選ぶことやネイティブに添削してもらうことも効果的です。仕事のスキルと関係のない、個人的なことを英文レジュメに書かないように注意しましょう。記事の内容を参考に、自分のスキルや経験を最大限にアピールする英文レジュメを作成してみてください。

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